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就労移行支援の利用について
発達障害のお子様が高校や、専門学校、大学を卒業して就職を考えているが、今就職をするのは早いと感じられている親御様もいると思います。
そのような相談があった際に、就労移行支援は「企業就職のための架け橋」という説明をさせていただいております。就労移行支援では様々なことを学ぶことができます。生活リズムの安定、健康管理からコミュニケーション、ビジネスマナー、自己理解(障害との付き合い方、長所など)等々を学びながら就職のイメージを膨らませ、実際に企業での実習(インターン)を経験していただき、面接の練習やサポートをすることで、お子様の就職への架け橋となる場を提供いたします。
就労移行支援は福祉制度に該当しますので、利用に抵抗があるという方もいると思います。頑張って大学まで卒業したのに、福祉制度を活用するなんて!という思いもあるのではないでしょうか?
しかし、就労移行は福祉制度ですが利用期間が学校のように決まっております。そのため卒業=就職してしまえば一時的な利用で済みます。また、何よりも障害の特徴とお子様の個性を理解したうえで、マッチングする企業への就職をサポート、就職後もアフターフォローとして職場への定着支援が受けられることは、就職後に長く働くことに繋がります。現在は大学等でも、就職活動に躓いてしまう発達障害の学生を就労移行支援事業所に紹介しバトンをつなぐといった事例もあります。
安定した就職を実現するためには、就労移行支援の利用も視野に入れても良いのではないでしょうか?